2011年5月2日月曜日

人と防災未来センター


人と防災未来センター (人防)でボランティアを始めて3年が経過した。

毎週、同じ曜日に出務して欲しいと言われているが、最近は忙しく隔週のボランティアになっている。
昨日、月曜日のボランティアが不足しているので出務してほしいと、電話で急遽要請され、今朝から出かけることになった。

JR灘駅からHAT神戸内の人防までは歩いているが、途中に渚中学校があり、その傍の歩道は桜が散ってツツジの花ががきれいに咲いていた。

約12分で人防に着く。

今日の持ち場は2階。



3階と2階の運営は全てボランティアが担っている。
お客さんは先ず4階に上がり、3階、2階と展示物を見ながら下りてくる。

2階は、防災・減災のフロア。
今後、我々はどのようにして減災に取り組めば良いかをテーマに展示や実験コーナーがある。

これは非常持ち出し品のサンプル

下の画像は持ち出し品のリスト
(画像をクリックすると拡大します)
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一次持ち出し品と二次持ち出し品に分かれている

こちらは実験コーナー
建物の耐震実験、家具の固定、地盤の液状化実験がある。

これは、耐震実験コーナー
免震装置のPR等があるが、既存建物の耐震改修に免震装置を取り付けることなど不可能に近い。従って、私は使ったことがない。
それよりも、旧基準(昭和56年以前)の建物と新基準に基づいて補強した建物の違いを説明し、耐震改修の普及に努めている。
地震で建物が倒壊しなければ、住人が命を落とすことがない。耐震改修が一番の減災になる。(津波は別)

これは、地盤の液状化の実験装置

↑地震前

↑地震で被災後

液状化に対しては、杭基礎が有効。
中でも、水平力に強い鋼管杭がお勧め。
ただし、これも既存建物の耐震改修には不向き。(後からは杭が打てない)

今後、海岸や川の近く、池などの埋め立て地に新築する場合は杭基礎を勧めている。工事費は高くなるが、安心を買うと思えばいい。



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