2017年2月25日土曜日

NZのパッシブ・ハウス


パッシブ・ハウスの現場見学会があったので、事前登録して、今日見に行った。

ご承知の通り、パッシブ・ハウスとは自然エネルギーを取り込んだ住宅設計法の事で、主に太陽熱を暖房に利用している住宅。
日本では”OMソーラー”などに代表される。

ニュージーランドでこのタイプの住宅を見かける事が今まで無かったが、たまたま見つけたので見学した。
ドイツからの輸入住宅らしい。

基本は、6面(床、壁、屋根)を断熱材で囲い、開口部は断熱サッシとし、換気システムを設置していた。

残念ながら、太陽熱の取り込みまでは無かったが、魔法瓶型住宅であり、熱損失の大きい開口部は高性能の木製サッシだった。

住宅の機密性能が高いので、換気が重要であるが、熱交換器を介した換気設備が備わっており、日本の24時間換気設備に相当する。

断熱材は発泡スチロール。
厚みは12cm

木製サッシ。(日本と違って、内開き)


木製なので、窓枠に結露する事が無く、断熱サッシとなっている。
障子の見込みは75~80mmくらい。
異常なくらい厚い。


この様な住宅を今までニュージーランドで見かけた事が無かった。
建設費を訊いたところ、$2500/㎡との答えだったので、現在の平均的な価格(相場)だ。

しかし・・・設計を進めて行く中で、徐々に良いものを欲しがり、最終的な建設費はアップするのが常で、$3000/㎡ぐらいを見積もっておく必要があると思われる。

それだけかけても、この住宅は値打ちがあると思った。






こんな事をしていたら、また新築したくなってきた。
困った事だ。
病気や~~。


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