2016年5月31日火曜日

サンティアゴ巡礼路 巡礼 35日目 ~ポルトマリン

2016年5月31日出発地サリア
旅行:41日目到着地ポルトマリン
出発到着休憩歩行距離時速累計残り
時:分時:分時:分時:分kmkm/hkmkm
6:4012:000:334:4721.64.52688.292.3
歩行日数:35日※休憩時間に、歩行中の観光を含む。
宿泊施設宿舎名Wifi不可料金食費他
アルベルゲAlbergue de Portomarin6.00 €21.90 €

歩行ルート
↑画像をクリックすると拡大します

今日からラスト100kmの旅が始まる。

朝は曇り空。
安全を期して、レインパンツをはき、ポンチョは何時でも取り出せるようにして出発。

出発時、宿のご主人が見送ってくれる。
奥さんは、未だ寝ているとのこと。

10分ほどで街はずれの橋を渡る。

その後、10分ほど鉄道に沿って進むが、線路を渡り、鉄道から離れる。

軌道の幅は広い。(ストック長は115cm)

巡礼路は牧草地帯に入る。


小一時間で最初の村(バルバデロ)に着くが、当然スルー。

地図上には2km前後でバルの記号があるが、実際にあるのは畜舎ばかり。

”バルもどき”はあるが入る気がしない。


沿道は牧草地帯で、酪農が主らしいが、リンゴも栽培していた。
リンゴの並木もある。

リンゴの花の時期は、神戸に比べると、50日ほど遅い。

歩行ルートは変化があって面白い。



出発から2時間半、12km歩いた村(Morgade)にバルがあり休憩。
今日の行程の半分以上歩いたので30分ほどゆっくり休む。

その後も、沿道は酪農主体で、路面は家畜の糞だらけになる。
糞を踏まずに歩くほうが難しい。


スタートから約3時間半、ついに!ゴールまで100kmを切った。
685km歩いたことになる。
(実際は観光などで700km以上歩いている)

ここからは下り坂ばかりで、目的地が見えだす。
目的地手前では、厳しい下りもある。

ダム湖に着いた。
ポルトマリンはダム湖の上にあり、この様な景色は、今までに無かった。


ダム湖の橋を渡り切り、階段を登り、右に曲がると教会がある。




教会を過ぎた処に公営アルベルゲがあった。
今日はここまで。






2016年5月30日月曜日

サンティアゴ巡礼路 休養日(サリア)

2016年5月30日休養日
旅行:40日目滞在地サリア
出発到着休憩歩行距離時速累計残り
時:分時:分時:分時:分kmkm/hkmkm
666.6113.9
歩行日数:34日※休憩時間に、歩行中の観光を含む。
宿泊施設宿舎名Wifi可料金食費他
ペンションCamino Frances15.00 €76.88 €

今日は休養日。

泊まっているペンションは、1階がレストラン、2階が宿泊施設になっている。
何れも、人の好さそうな老夫婦だけで経営し、前のバルに比べると、客の入りが少ないように見えるが、別に気にもかけてない様子。

その、奥さんに予約してもらったマッサージ店に地図を頼りに出かけた。

ご主人がマーキングした場所から100m程食い違ったが、通り名と、番地が分かっていたので、時間前に到着。

綺麗なオネーチャン(熟女)が一時間かけて、全身を揉み解してくれた。
なんや、生き返った感じ!

次いで、ボーダフォンの店を探した。
パンプローナでSIMを買い、ブルゴスで2GBトップアップしたが、通信量の残量が少なくなっている。
当然、サンチャゴまではもたないので、サリアでトップアップしなければならない。

オレンジ社(通信業者)の店はあるが、ボーダフォンの店が無い。

尋ね歩いて解ったのだが、サリアにボーダフォンの店は無いらしい。

SIMを買った時に、スーパーマーケットでもトップアップ出来ると訊いていたので、大型スーパーに入る。
ところが、ここも取り扱ってなかった。

スーパーの店員に教えられた電気店に行く。
この電気店(Movistar)はスマホを取り扱っており、トップアップ出来そうな感じ。

ところが、若いオネーチャン店員にアッサリ出来ないと断られた。

万事休す!
仕方なく、オレンジ社のSIMに交換を覚悟して、オレンジの店に向かう。

オレンジ店の手前に、別のMovistar店があった。
中を覗くと若い男性店員がいる。
ダメ元で、トップアップを頼むと、アッサリやってくれた。

”同じチェーン店で、なんでチャウネン!”と突っ込みたかったが、言葉が通じないので、どうしようもない。

何はともあれ、トップアップ出来たので一安心。

宿に戻って、奥さんにタコ料理(プルポ・ア・ラ・フェイラ)を造ってもらう。
岩塩を控えめにしてもらって正解だった。
白ワインと合う。







2016年5月29日日曜日

サンティアゴ巡礼路 巡礼 34日目 ~サリア

2016年5月29日出発地トリアカステーラ
旅行:39日目到着地サリア
出発到着休憩歩行距離時速累計残り
時:分時:分時:分時:分kmkm/hkmkm
7:0011:350:304:0521.55.27666.6113.9
歩行日数:34日※休憩時間に、歩行中の観光を含む。
宿泊施設宿舎名Wifi可料金食費他
ペンションCamino Frances15.00 €20.70 €

歩行ルート
↑画像をクリックすると拡大します

今日も天気がイマイチ。
雨は降って無かったが、雨を予想し、レインパンツでポンチョは何時でも取り出せるようにして出発。

トリアカステーラの村を出ると、

ルートは左右に分かれる。
左ルートはサモス経由でサリアに向かう。高い山越えはないが、歩行距離が約25kmある。
右ルート(メインルート)は約19kmだが、905mの山越えがある。

山越えを覚悟して、右ルート選んだ。

30分程で最初の村に着くが、当然スルー。

山道に入る。山に入ると、8km程はバルが無い。



予想通り、雨が降り出し、ポンチョを着る。

ピークを越えた。
雨は降るし、休憩したくなるが民家もない。

2時間程歩いた処(村)に、バルもどきがあった。
休憩したくなる処だけに、つい足が止まる。
しかし、馬小屋のような処で、脱いだ雨具を置く場所もないのでスルーした。
欧米人はそんなこと無頓着で、大勢休憩していたが・・・

ようやく、小ぎれいなバルを見つけた。
出発から2時間47分、距離で12.3km歩いていた。
このバルで日本人を見かけた。
今夜はサリアで泊まると言っていたが、その後会っていない。

雨は降り続いていたので、雨具を着て歩き出すが、道は良くなった。


サリアの中心部に到着するころには雨は上がっていた。


公営アルベルゲが分かり辛く、ようやく探し当て、ザックを置くが、また雨が・・・

ここの処、歩き詰めで、疲れが溜まっているので、明日は休養日にしようと思い直し、宿舎を公営アルベルゲからペンションに変えた。
(ペンションなら、連泊が可能)



アルベルゲは下の教会(Santa Marina)より下側だったが、ペンションは上の教会(El Salvador)近くだった。

この二つの教会を結ぶように、道路を花や葉っぱで飾ってある。


飾った花を踏み荒らさないように、人々は周辺を歩く。


上の教会ではセレモニーが行われていた。


後で解ったことだが、
上のセレモニーが終わると、花で飾った道路の上を歩きながら、下の教会に移動する。
従って、その時点で、踏み荒らされて、グチャグチャになる。
その後、清掃担当が掃除をして午後4時頃には、跡形も無くなる。


このセレモニーは伝統的なもので、正式な名前があると思われるが、私には分からない。

ただ・・・貴重な一瞬に立ち会えたのはラッキーだった。