2016年6月3日金曜日

サンティアゴ巡礼路 巡礼 38日目 ~アルスーア

2016年6月3日出発地メリデ
旅行:44日目到着地アルスーア
出発到着休憩歩行距離時速累計残り
時:分時:分時:分時:分kmkm/hkmkm
7:2011:301:003:1013.44.23741.439.1
歩行日数:38日※休憩時間に、歩行中の観光を含む。
宿泊施設宿舎名Wifi不可料金食費他
アルベルゲAlbergue de Arzua6.00 €21.88 €

歩行ルート
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今日は調整日の様なもので、約13km歩くだけ。
軽いアップダウンを繰り返しながら、牧草地帯を進む。


この辺りに来ると、古い家には穀物倉庫を併設している。
”オレオ”と言うらしい。







高床式で、ネズミなどが侵入しないように工夫もしている。

屋根は、切り妻型ばかりだが、梲(うだつ)が上がっているのもあって面白い。

日本では、”うだつの上がらん奴や!”と、蔑みの言葉に使われるだけに、うだつの上がっているほうが値打ちがある。


今日は”オレオ”を見たり、牧草地とユーカリの林を抜けながら歩いた。


アルスーアは大きな街やった。

街に入ってから、教会のある旧市街地までしばらくかかる。
公営アルベルゲは教会の傍で、石造りで重々しい雰囲気のある建物だった。








2016年6月2日木曜日

サンティアゴ巡礼路 巡礼 37日目 ~メリデ

2016年6月2日出発地オス・チャコテス
旅行:43日目到着地メリデ
出発到着休憩歩行距離時速累計残り
時:分時:分時:分時:分kmkm/hkmkm
6:5011:100:553:2516.24.74728.052.5
歩行日数:37日※休憩時間に、歩行中の観光を含む。
宿泊施設宿舎名Wifi不可料金食費他
アルベルゲAlbergue de Melide6.00 €25.42 €

歩行ルート
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今朝もモヤってた。
その向こうに雨雲の様なものがあり、今日はダメかな(雨かな)と思ったが、幸い好天に恵まれた。

出発して直ぐにパラス・デ・レイを通過する。
街はずれにあった建物。
ヒョロヒョロっと建っている。


日本の建物(RC造)に比べると異常に主要構造部が細い。
柱は1/4程度。梁は有るのか無いのか解らない。

壁は空洞レンガを積み上げて(無筋?)いるだけなので、水平力に耐えることはない。

まぁ・・・地震の無い国ならではの光景に目を見張った。


これは、倉庫。
伝統的な倉庫だろう。

巡礼の旅も、建築物を見ながら歩けば、それなりに楽しい。

今日は、軽いアップダウンを繰り返しながら、徐々に下る。


約10km、2時間歩いて休憩。(O Coto村)

沿道で見かけたシャクナゲ。

55.5kmのゾロ目があった。

サリアから巡礼者が増えると聞いていたが、やはり本当だった。
歩行巡礼の場合、100km以上歩けば、巡礼証明書が貰える。
従って、サリアから歩くだけで証明書を得る事が出来るので、そうする人もいる。
日本の旅行社もサリアから歩くツアーを扱っている。


今日は、メリデで泊まることにした。

巡礼の旅も残り少なくなり、メリデで泊まれば、サンチャゴ・デ・コンポステーラまで無理のない行程で行くことが出来る。

教会を過ぎた処に公営アルベルゲはあった。


↑公営アルベルゲ

メリデからサンチャゴ・デ・コンポステーラまでは3日の行程となる。
従って、6月5日にはゴールとなる。

ゴールの日が決まったので、早速、サンチャゴのパラドールを予約した。

2016年6月1日水曜日

サンティアゴ巡礼路 巡礼 36日目 ~オス・チャコテス

2016年6月1日出発地ポルトマリン
旅行:42日目到着地オス・チャコテス
出発到着休憩歩行距離時速累計残り
時:分時:分時:分時:分kmkm/hkmkm
7:0012:300:404:5023.64.88711.868.7
歩行日数:36日※休憩時間に、歩行中の観光を含む。
宿泊施設宿舎名Wifi不可料金食費他
アルベルゲAlbergue de Palas/Os Chacotes6.00 €22.00 €

歩行ルート
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朝もやがかかり、幻想的な中を出発。
ダム湖も、もやで遠くまでは見渡せない。


昨日(サリアを過ぎて)から厳しいアップダウンが続く。
昨日は約270m登り、今日は約400m登る。


昨日はリンゴ並木だったが、今日は松並木に沿って徐々に登る。

沿道は牧草地帯で、昨日同様に酪農だが、その規模が大きくなってきた。


1時間40分歩いたので、そろそろ休憩したくなるが、地図上では、更に1kmほど先にもバルがあるので、そこまで頑張る。

約9km、2時間弱歩いた村(Castromaior)で休憩。

ここから更に登りが続く。



酪農地帯だけに、家畜の糞の臭いがキツくてたまらない。
晴天だから、路面は良いが、雨だったら最悪のコースとなるだろう。

好きな数字のゾロ目(77.77km)だったので記念撮影。

2回目の休憩をEirexe村でとり、ラスト6.5kmを頑張る。
農家は酪農主体だが、農業用ビニールハウスも見かけた。

林間コースや、牧草地帯を歩き、オス・チャコテスに着く。


上の写真が国営アルベルゲ。

巡礼者の多くは、ここから約1km先のパラス・デ・レイまで行くので、112床あるアルベルゲはガラガラだった。

ラッキーと思っていたが、この近くにバルやスーパーが無い。
アルベルゲの斜め前にインフォメーションセンターがあり、若い美人が座っている。
彼女に訊くと、700m先に有るとのこと。

700mと言うのは微妙な数字で、1km先と言われると歩く気がしないが、700mなら歩いてみようかと思う。

歩いてみると、700mは街の入り口で、スーパーまでは優に1kmはあった。

しかし、思うような物が無く、夕食は”非常食”にした。


出来栄えも良く、味もなかなかのものでした。
(お湯の量を間違わずに入れるがけやけど・・・)


登山では、日帰りであっても、雨具、ヘッドランプ、非常食の3点セットは持って行くので、その癖がついており、今回もザックの底に入れてきた。

なお、非常食は家に備蓄してあり、賞味期限(5年)に近づくものから消費している。