2025年8月30日土曜日

播磨の国宝四寺巡り


播磨地方に国宝に指定されたお寺が四寺ある。

加古川市:鶴林寺
加西市:一乗寺
小野市:浄土寺
加東市:朝光寺 で、今日はこのお寺を巡る。

◆鶴林寺(加古川市) 国宝:本堂、太子堂
新西国霊場三十三ヶ所 第27番札所

加古川左岸の河口付近にあるお寺。一般的に、河口付近は沖積層で地盤が悪い。何故、地盤の悪い所にお寺を建設したのか不思議だった。
寺史を調べると、”聖徳太子御創立”とある。始まりは西暦587年らしく、
1400年以上の歴史がある。その歴史から考えると、地盤は良かったのだろうか?
古い地図を調べても解らなかったので、”加古川市遺跡分布地図”を調べてみた。
すると、鶴林寺周囲には城や構居(武士が居館)が在り、鶴林寺はその中心部にあった。城などは軟弱地盤に設けない事から、地盤が良かったことが解かった。
同分布図に依ると、鶴林寺と加古川の間に、播磨・加古川城、播磨・石弾城、播磨・稲屋構居など在り、鶴林寺の南側(海側)に播磨・尾上構居、播磨・安田構居が、同東側には、播磨・横倉城が在った。

(↑仁王門)
(↑本堂:国宝)
(↑太子堂(たいしどう):国宝)
(↑本堂:国宝)
(↑三重塔)
(↑新薬師堂)
(↑ウインクする仏像)
(↑ウインクする仏像(右から三体目))
(↑特別攻撃隊慰霊碑)


◆一乗寺(加西市) 国宝:三重塔、聖徳太子及天台高僧像
西国霊場三十三ヶ所 第26番札所

加西市の南端にあるお寺。
姫路市から小野市へ抜ける道路の中間にあり、うっそうとした森の中にあるお寺。

(↑常行堂)
(↑↓三重塔:国宝)

(↑↓本堂)

◆浄土寺(小野市) 国宝:浄土堂、
薬師堂阿弥陀三尊立像
新西国霊場三十三ヶ所 客番札所

市街地の東はずれにあるお寺。
阿弥陀三尊立像(国宝)は必見の価値あり。
(↑浄土堂:国宝)
(↑八幡神社・拝殿)
(↑薬師堂(本堂):国宝)

◆朝光寺(加東市) 国宝:本堂
加東市の東、山の中に在るお寺。
訪れた時、お寺の扉は開かれていたが、関係者は不在だった。
従って、御朱印は貰えなかった。
(↑仁王門)
(↑↓本堂:国宝)

(↑多宝塔)
仁王門を下ったところにある”つくばねの滝”


一乗寺から浄土寺へ移動途中に”鶉(うずら)の飛行場跡”があり、そこにも立ち寄った。
(↑九七式艦上攻撃機)
(↑紫電改)

合掌



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