家の売主と買主が価格を決める方法は、交渉、競り売り、入札などがある。
交渉:ネゴ(Negotiation)は既に述べたが、他に、競り売り(Auction)と入札(Tender)があり、日本の売買方法とは大きく異なる。
日本での競り売りは、裁判所などの「競売物件」が代表的で、一般の素人は手を出しにくい難物扱いだが、NZのオークション(競り売り)は違う。
ある不動産会社の情報では、成約件数の中でオークションが占める割合が約65%で、残りの35%にネゴ(Negotiation)や入札が含まれる。
つまり、NZではオークション取引が一般的になっており、大手不動産会社は自社でオークション会場を市内数か所に持ち、毎週オークションが行われている。
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オークションで落札した場合は、即契約となるので、事前に不動産会社お抱えの弁護士に依頼して、物件調査を済ませる必要がある。
その時点で、弁護士費用が発生しているが、落札すれば費用を払い、落札できなかった場合は無料となっている。弁護士にすれば、物件調査を一度するだけで、複数の応札者に配布でき、落札者から費用をもらうので損をすることはない。
交渉:ネゴ(Negotiation)の場合は、お互いに売買価格を合意した場合、それから弁護士を選任し、物件調査が始まる。
物件調査は、土地調査覚え書き(Land Information Memorandum)、建物調査書(Building Inspection Report)などがあり、ネゴの場合は買主が用意することになる。
オークションの場合は、即契約することから、売主が予め用意するので、買主にその費用は掛からない。
この他には、家屋保険の引き継ぎや、地震被害の調査報告書、補修完了証明書なども明確にしなければならない。
物件調査で瑕疵が無ければ契約となるので、価格の合意から契約までは2週間程度かかる。
契約時に手付金を支払い、物件引渡し時に残金と、固定資産税の日割り負担分を支払う。
ここらは、日本とほぼ同じ。
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