いよいよボランティアが始まった。
我々グループはニーズ票に基づき、赤い楕円形あたりの個人住宅に向かった。この航空写真はグーグルから転用したもの。震災後の写真で被害状況が写っている。
被災地の状況。この辺りは2階の床近くまで津波が押し寄せたところ。
至る所に自動車が転がっている。所有者に代わり市長が車両を移動する旨の掲示をしてあるが、手が回らないのか、手つかずの状態で放置されている。(写真をクリックすると拡大します)
最初に伺ったお家は、2階の床近くまで津波で水に浸かったが、母屋は流されてない。しかし、プレハブ物置が流れてきて建物に食い込んでいる。
部屋の中は、天井裏に敷き詰めた断熱材が水を吸って、その重みで天井板がすべて落下していた。また、2斗(30Kg)入りの玄米などが外部から漂着して足の踏み場もない状態だった。
あまりのひどさに写真を撮ることを忘れた。
兎に角、家具、電化製品の運び出しと、畳や漂着物を搬出した。
午後からのお宅は庭一面に漂着物の山。足の踏み場もない状態。
Before
家具などを搬出して欲しいと言うが、先ず進入路づくりから始めた。
上の写真で自動車が車庫内に駐車しているように見えるが、実は遠くから漂着した車
思わず、ギョッとする。
屋内の家具や漂着物の搬出を急ぐ理由の一つに、行方不明者の捜索がある。警察や自衛隊の捜索は屋外だけで、建物内部は手が付けられていない。2斗(30Kg)入りの玄米などと共に人間も漂着している可能性があると聞かされていたので、上の写真を見たときにはびっくりした。
After
玄関と庭先から家具などを搬出した。
上の写真で遠方に見える自動車が、手前の車庫から流されて、裏の家に引っかかった状態。此方からしか出口がないので、レッカー車を手配して引っ張り出す予定。
午後3時に一日目の作業を終了した。
作業終了後は、その報告のために、専修大学構内に設けられた災害ボラセンに向かうことになる。車内が汚れないように、外で長靴を履き替え、作業着を着替えてバスに乗り込む。
午後6時ごろ松島のホテルに到着した。良いホテルに泊まれてよかった。
部屋は5人部屋でまぁまぁの広さ。早々に入浴し、夕食を済ませる。
5月3日のブログ を見てくれた堺市の皆さんから受付けた土産品の発注のためにホテル売店に向かう。
売店で100個超の土産品を注文したが、津波被害のために品切れ商品があり、代替え品に交換したり断念したりした。
◆謝辞◆
堺市のみなさん
被災地支援のためにたくさんの土産品を買っていただきありがとうございました。趣旨を話したら、売店の皆さんは大変喜んでいました。
宅配便の代引きで発送を手配しましたので、間もなく届くと思います。
◆このブログを見てくれた皆さん◆
宮城県には
「笹かまぼこ」や「牛タン」などおいしい土産品がたくさんあります。
被災地支援のために東北の土産品を買いましょう。
未曽有の大災害には息の長い支援が必要です。
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