2013年12月6日金曜日

ルートバーン・トラック (1日目)


いよいよルートバーン・トラック・トレッキングの開始だ。
昨日、DOCで天気予報を確認したら、今日は小雨だったが、テ・アナウは晴れていた。
↑朝焼けが気になる

ここで、ルートバーン・トラックを説明すると。
ルートマップ
画像をクリックすると拡大します
トレッキング日程は、テ・アナウ側のディバイドDivideを起点に
1日目:ディバイドからレイク・マッケンジー・ハットまで 12.0Km

2日目:マッケンジー・ハットからルートバーン・フォールズ・ハットまで 11.3Km
3日目:ルートバーン・フォールズ・ハットからレイク・マッケンジー・ハットに戻る 11.3Km
4日目:レイク・マッケンジー・ハットからディバイドに戻り、バスでテ・アナウへ12.0Km

トレッキングの全歩行距離は46.6Kmとなり、サイド・トリップを含めると50Kmを超える。


7:20ピックアップしてもらってディバイド(Divide)に向かう。

8:25ディバイド(Divide)に到着。


ここが、テ・アナウ側の起点となる。通常は、ここからクイーンズタウン側に2泊3日で歩く。
↑8:30スタート

歩き始めはこんな感じ。

1時間5分でキー・サミット(Key Summit)分岐に到着。
↑右に進めば、サイド・トリップのキー・サミット

キー・サミットからの眺望は素晴らしいが、あいにくの曇り空で、頂上付近はガスに覆われていたので、立ち寄らずにスルーした。

10:00ホウデン・ハット(Howden Hut)に到着。
↑このハットは小規模で、ベッド数は28

ここからマッケンジー・ハット(Macknzie Hut)までは3時間の表示となっている。

歩いていると、木の箱を良く見かけた。

不思議に思って歩いていたら、出会ったDOC職員(ワーデンの様だった)が中を見せてくれた。


マッケンジー・ハットの掲示板にあった写真
つまり、小動物を駆除するための罠だった。


11:50エァーランド滝(Earland Falls)に到着。

↑↓滝の高さは174mある

滝を過ぎてしばらく歩くと景色の良いところをが多い。








トレッキング・ルートは一本道で、初めて歩いても迷うことはない。
また、ルートに沿って三角のプレートが約100m毎にある。

数字の84は起点(Divide)から約8.4Km相当を示している。
(後日DOCで、この三角形プレートの意味を確認したら、罠の位置を示しており、距離を示しているのもではなかった。罠の間隔は対象動物の個体数により変わり、ほぼ等間隔に設置してあるらしい)
プレートは樹木に釘で打ち付けてあり、樹が太っても大丈夫なように浮かせてある。


ようやくレイク・マッケンジー・ハット(Lake Macknzie Hut)に到着したと思って、標識を見てガッカリした。


ガイドウォーク専用(Guide walkers only)のロッジだった。
(どうりで、立派だと思った。でも、ヒッソリしていた)


我々(Independent walkers)のハットはすぐ先にあり、14:20に到着した。12Kmを5時間50分で歩いたことになる。


この時間はハットの管理人(ワーデン)が居ないので、先ずベッドを確保する。
ベッドは2段ベッドと雑魚寝で、早い者勝ちで便利なベッドを確保できる。
 到着が少し遅かったので雑魚寝を選んだ↓

次いで、玄関脇にあるドキュメントのベッド番号に名前とチケット番号を記入する。
 ↓我々のベッド番号は20,21番
以上で、寝る場所が確保できた。

レイク・マッケンジー・ハット(Lake Macknzie Hut)は定員50名ながら、57ベッドありルートバーン・トラック最大のハットだ。

1階は台所と食堂兼談話室となっている。

 ↓ガス台:15 流し台:5
生水をそのまま飲んでも大丈夫だ。
ガスはプロパンガスで、15台あるので、50人が使用しても取り合いになる事も無かった。
什器類は一切置いてないので持参しなくてはならない。

便所(別棟)は清潔な水洗便所で紙は備えてある。
ネパール・トレッキングの後だけに、その違いは大きかった。

ネパール・トレッキングとバンコクの旅はここをクリック

ただし、ハットにはシャワーはない。
若い人たちは、マッケンジー湖(Lake Macknzie)で水浴をしていた。
気温は16度だった。

ここで、ハットの掟を述べると、ハットを使用できるのはチケットを持っている人に限られる。(チケットはベッド数を超えて発行されない)
近くにキャンプサイトがあるが、キャンパーはハット内に立ち入る事もできない。(便所はOK)当然ながら、通りすがりのトレッカーも同じだ。
日本の山小屋は来る人を拒まないが、NZは違う。

ハットで重宝したのは、スリッパと布巾。
スリッパは日本の百均で買ったもの。
↓このハットは登山靴禁止だったのでスリッパは重宝した

今夜の食事は餅入りラーメンにした。
 ↑コッフェル類はCHCHの安売り(クリスマスセール)で買ったもの
 ↑ラーメンはCHCHのコリアン・スーパーで買った。餅は日本から持ってきた
自家製乾燥野菜を入れて出来上がり。
カマンベール・チーズ1/4切を加えたのが夕食だった。

食器洗い洗剤も備わっていたが、環境にやさしいレモン洗剤だった。
布巾も備わっているが、持参した方が安心できる。

午後8時頃から管理人(ワーデン)がやってきて、天候・樹木・鳥・花などの話をして、チケットをチェックしていた。
英語だったので、何を言っていたかサッパリ解らんかった。




明日のBlogに続く




2013年12月4日水曜日

ルートバーン・トラック (テ・アナウまで-2)


今朝はダニーデンを7時40分に出発した。

ダニーデンからゴアを経由してテ・アナウまでは約290kmあり5時間の予定だったが、11時50分に到着した。

宿のチェックインは14時からなので、まず、DOC(Department of Conservation)に寄った。


山小屋の予約はインターネットで済ませているが、事前にDOCでチケット交換をしなくてはならない。

受付カウンターに行くと運良く日本人(Mihokoさん)スタッフが居た。聞けば、月~金の9:00~14:30まで勤務しているとのこと。

DOC内で、トレッキングに関する商品の販売もしており、ルートマップを買った。サンドフライ除けも置いてあった。

続いて、バス会社(トラックネット)のオフィスに寄った。オフィスはDOCから歩いて数分のところで、明日のバス・ピックアップ・ポイントと時間を確認した。

Mihokoさんから聞いた、おいしいコーヒー店で昼食をとり、その向かいのスーパーマーケットで買い物を済ませて、今夜の宿、テ・アナウ トップ10 ホリディパークに入った。


このホリディパークは素晴らしく、ダニーデンのホリディパークとは比べものにならない。
↑我々の泊まったキャビン
↑台所と食堂 ↓ランドリー

明日のBlogに続く




2013年12月3日火曜日

ルートバーン・トラック (テ・アナウまで-1)

12月6日からルートバーン・トラックをトレッキングするので、今日から出発した。

同トラックの起点の街はテ・アナウ(Te・Anau)だが、CHCHから652km離れている。

652kmは、大阪から東京経由で日光までの距離に相当し、AAのガイド・タイムでは9時間15分となっている。
食事や休憩タイムを含めると12時間かかる。

前日(5日)17時までに、テ・アナウのDOCで山小屋の予約バウチャーをチケットに交換しなければならないので、テ・アナウには15時に到着したい。

まぁ・・・
NZでもサンデー毎日の生活なんで、時間は十分にあることから、前々日に出発し、ほぼ中間のダニーデン(Dunedin)で一泊することにした。

ダニーデンはCHCHに次ぐ規模の街で、坂道が多く、港がある。神戸とよく似た街だ。

ダニーデンに2時半ごろ到着した。HCHCを8時20分に出発したから6時間以上かかったことになる。車の距離計は368km指していた。

目的のホリディパークは街の手前にあった。

パークの内部
上(↑)は共同利用施設(厨房・トイレ・シャワー・TV室・談話室・インターネット室など)
↑モーテル
↑↓キャンピングカー・サイト(電源あり)

↑大型のキャンピングカーも止まっていた。
我々が借りたキャビン↑ 一泊$62だった。

キャビンは部屋にベッド・冷蔵庫・湯沸かし器・トースターや食器類が揃っているがキッチンやトイレ、シャワーは共同利用施設を使用する。

ベッドにはマットレスと枕があるだけで夜具はない。
我々は山小屋泊まりの用意をして来ているので寝袋があり、車に毛布も積んでいるので、夜具が無くても問題はない。

共同利用施設の内部
 ↑↓キッチン

 ↑↓談話室


 ↓インターネット室

キャンプサイト

早く到着したので、ゆっこりとくつろげる。


明日のBlogに続く









2013年12月2日月曜日

NZで村長になろう-その2

オチラ(Otira)村を探索して分かったのだが、鉄道の駅があった。



この鉄道(Kiwi Rail)はCHCHからアーサーズ・パスを経由してウエスト・コーストのグレイマゥス(Greymouth)に至る観光列車で、一日に一往復だけしている。

観光列車なので、当然ながら乗客は観光客だ。
座席から山々を眺め易いように屋根の一部がガラスになっている。



例のホテルはOtira駅と国道73号線の間に建っている。

このホテルを買って、CHCHからOtira村まで列車を利用する場合は一日一便しかない。





2013年12月1日日曜日

NZで村長になろう-その1

村ごと売りに出ているので、買えば村長になれるとウエブサイトで知ったので、その村に行ってみた。

村は、クライストチャーチ(CHCH)からウエストコースト(西海岸)に通じる国道73号線沿いにあり、アーサーズ・パス(Arthur’s pass)から少し西海岸寄りにある。

CHCHからおよそ160km離れているので、国道を100km/hで走っても2時間チョッとかかる。

目的の村に到着した。村の名前はオチラ(Otira)といい、アーサーズ・パス国立公園内にある。



この村には、18軒の住宅と市民ホール、消防署があり、人口は約40名らしい。



実際に売り出しているのは下の写真のホテルだが、このホテルには村全体の所有権が付いているらしい。

従って、このホテルを買えば、国立公園内の村全体を買うことになり、村長になれる。




売り出し価格は$750,000(日本円で約6,400万円)

一人で買えば大変ですが、10人で買えば一人当たり640万円で済むので、皆さん、村長になりませんか?

ただし、このホテルは馬車で移動していた時代の1860年代に建てられたもので、傷みが相当ひどく、その面での覚悟が必要です。