2018年8月22日水曜日

2018 北欧 ぶらぶら旅ー7 ケブネカイセ~タルファーラ




今日は、金髪美女(STFスタッフ)お勧めのタルファーラ(Tarfala)小屋へ向かう。

ケブネカイセ山荘(STF Kebnekaise Mountain Station)から8km。
約500m登る。

先ず、一昨日歩いたルートを2km下り、吊り橋を左折する。


川の左岸を川に沿って登る。

ルートは狭く、標識は無い。
目印は、白樺や石に塗った赤ペンキだけ。

森林限界を超えてしばらく歩くと2本の吊り橋が。

吊り橋を超えると、ルートは険しくなり、目印の赤ペンキも無くなる。

遥か前方に雪山が見えてきた。
ワクワクしながら、更に登る。

出発から約6km。
ルートは無くなり、赤ペンキも無くなった。
それらしき処を歩く。

ようやく、残り1kmの標識が。

赤い建物が見えてきたので、目的の小屋だと思って近づくが、ストックホルム大学の施設だった。

更に奥に、黒っぽい建物が小さく見える。
タルファーラ小屋だった。
道なき道を辿り、ようやく到着した。

ここは、周囲を山で囲まれて、景色が非常に良い。
5年前に訪れたネパールのアンナプルナ内院のようだった。

幾つもの氷河が見える。
山が少し白く見えるのは、昨日降った新雪だと管理人が説明してくれた。
従って、昨日Singi行きを強行していたら、雪の中を歩いたかも知れない。


タルファーラ小屋(Tarfala)は山小屋で電気や上下水道は無い。

到着時、小屋の管理人からレクチャーを受けた。
水は前の湖で汲みそのまま使用する。
生活排水(使用済みの水)は所定の捨て場に捨てる。
便所は汲み取り式。

従って、キッチンはその様な設備になっていた。

調理台上が新鮮な水。バケツに柄杓が入っている。
新鮮水横にシンクがあり、この中で洗い物をする。
水は柄杓でかける。
洗い終わった水(生活排水)は調理台下のバケツに移す。
生活排水はここに捨てる。

上の写真で右手の新しい建物は便所棟。
左手奥に生活排水捨て場が見える。

キッチンにはガス台、鍋類、食器、カトラリーなど全て揃っていた。



ベッドルームはドミトリータイプ。寝具も具備。


ベッド数が足りない時は床にマットレスを敷き、来るを拒まずのシステム。


洗濯は、ベッド横の机引き出しに洗濯用シンクが組み込まれてある。
お湯を沸かしてここで洗う。排水方法は前述の通り。

乾燥室もある。

山小屋は、生活するには困らない設備を具備しているが、排水設備が無い生活はつらい。


ベッドルームの暖房は薪ストーブ。
就寝前に焚いておけば、朝まで寒くなかった。



明日のBlogへ続く




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