台風21号接近に伴い、早い時期に”避難準備・高齢者等避難開始”が土砂災害警戒区域内の住民を対象に発令された。
”避難勧告”発令前だったが、ご近所の98歳と78歳のご婦人をピックアップし一緒に避難した。
緊急避難場所は”甲南女子中・高校”。
その体験談を書いてみる。
◆評価
避難経路:×××(最悪)
避難場所の安全性:〇
避難場所の居住性:△
避難場所担当者のサポート:〇
区役所のサポート:×
市職員のサポート:〇
◇評価が最悪だった避難経路について
土砂災害警戒区域から同高校の北門まで徒歩5分位。
ところが、北門は閉じたまま。
正門(南門)に回れと書いた案内板があるのみ。
正門(南門)に回るルートは二つある。
同高校の東側を境界塀に沿って下る東ルート。
西側の高橋川沿いに下り大回りする西ルート。
東ルートは、道路の途中に階段があって、車椅子・災害弱者の避難は無理。
西ルートは、高橋川沿いの”土石流の警戒区域”(赤い点々で示した部分)を二度横断しなければならない。
それ以上に西ルートが拙いのは、避難経路が極端に延びること。
同高校北門から森稲荷神社までは坂を下り、正門(南門)に向かうには、東にトラバース(ほぼ水平)し、更に急傾斜を登って正門(南門)に辿り着く。
このコースを避難できるのは車に限られる。自動車運転免許を返納した災害弱者は徒歩で避難できない。
従って、避難所に辿り着けないのであれば、自宅に留まろうとする人が増えるのではないだろうか?
避難経路の結論は、北門の解放は必須です。
北門さえ開いていれば、土砂災害警戒区域内の災害弱者も徒歩数分で避難できます。
◇区役所のサポート
午後5時過ぎに区役所に電話して、防災担当者に避難所の現状況を訊いたところ、既に市職員が避難所に待機しているとの回答だった。
下見に行くと、避難所の門は閉じたまま。
↑正門(南門)
インターホンを押しても無反応。
”高齢者等避難開始”が発令され、既に数時間経過しているのに、緊急避難施設に入れない!
唖然として、そこに立ち続けた。
少し経って、門前に迎車のタクシーが止まり、しばらくすると、タクシー客と見られる学校職員が現れた。
問うも、市職員など来ていないと言う。
学校職員の話では、避難者が学校に避難した時点で、その旨市(区役所)に連絡し、市側のサポートが始まるらしい。
我々は完全自己完結型で非難するので、水・食料・寝具などのサポートは不要。
緊急避難場所にスムーズに避難できれば、それで良い。
区役所職員も緊急時に誤った情報発信は止めて欲しい!
◇避難者
避難者は我々四名だけだった。
土砂災害警戒区域内の人口は50名を超えると思うが行動を起こす人は少ない。
その様な人に限って、被害を受けた時、”まさかこうなるとは思って無かった”と言い張るのだろう。
先ず、一時的利用の緊急避難場所に避難し、自宅が被害を受けて戻れない時は、緊急避難場所が一定期間避難生活を送る避難所は変わります。
区役所担当課の話では、大部分の緊急避難場所に緊急時の水・食料など揃っていると事です。
しかし、我が家近くの甲南女子中・高校と甲南女子大学には、水・食料・寝具など、何も有りません。一夜を明かすに必要なもの一式を持参しなくてはなりません。
何も無いことを、土砂災害警戒区域内の全住民に周知しなくてはいけないのですが、現時点で、知っている人はごくわずかだと思われます。
行政の責任として、速やかに、緊急避難場所に、水・食料・寝具など、何も揃ってないことの周知を望みなす。
◇学校警備員・市職員の対応
我々に直接対応してくれたのが、学校の警備員と、遅れてやって来た市職員。
双方とも、親切に対応してくれました。
市職員には、北門解放が必須だと地図を見せて伝えたが・・・、次回から是非実現して欲しい!
警報解除後、持参したジェットボイルでお湯を沸かし、市職員お二人へコーヒーサービスで感謝を示した。
我々の地域は大した被害も無く台風が通り過ぎ良かった。
山楽会の今年の夏山特別例会は”仙丈ヶ岳”(南アルプス)だった。
昨日(7/25)宝塚市を貸し切りバスで出発し、麓の、戸台口バス停(仙流荘)で登山バスの乗り換え、標高2032mの北沢峠に同夕方(午後3時過ぎ)到着。
ここで、宿泊。
部屋は雑魚寝。布団幅は少し狭め。
南アルプスの山小屋は予約制で、飛び込みOKの北アルプスの小屋と比べると広いが・・・
まあ・・・ギリギリの広さか。
こもれび山荘(旧長衛荘)の感想はまずまず(良くも悪くもない)。
ここから少し先(徒歩10分位)の長衛小屋に数年前泊まった事があるが、あちらの小屋の方がアットホームで良かった。
登山開始。
午前6時出発。
総勢26名のグループ。3班に分かれて歩くが、我々OBグループは10名。
5合目手前は急登が続く。
約2時間で5合目着。
右手を行けば藪沢小屋から馬の背ヒュッテに至る。
我々は小仙丈ヶ岳を目指すので直進する。
少し登ると、森林限界を超え、視界がひらける。
小仙丈ヶ岳(2864m)着。5合目から約1時間半。
メンバーの熟女がバテてきた。
5合目を出た辺りでバテ始めたので、水を持つなど手助けをしたが、体力不足はいかんともし難い。
少し早い(9:30am)が昼食タイムとなる。
小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳までは、稜線を歩く。
天気が良くて気持ちが良い。
又してもアクシデントが!
男性メンバー(OB)の一人が歩けなくなってしまった。
両足が痙攣したらしい。
その為に列が乱れ、集団登頂の予定が、バラバラになってしまう。
11:30 山頂(3033m)着。
登頂したのは24名。
バテて、途中心配した熟女は無事登頂したが、痙攣を起こした男性と、その付き添いが、気の毒に登頂できなかった。
二人は登頂せずに、途中から仙丈小屋にトラバースした。
仙丈小屋は、上の仙丈ヶ岳山頂から見え、無事辿り着く二人を確認した後、一同下山を開始する。
仙丈小屋で二人をピックアップしたのち、馬の背ヒュッテ着。
今日はここまで。
ここで一泊して、翌朝ご来光を見たのち、
27日午後7時、出発地(宝塚)に戻る。
今回の山行きは好天に恵まれて素晴らしい登山になった。
スペインから戻って2週間が過ぎた。
出発時は大阪北部地震が発生し、帰国時は豪雨だった。自然災害の狭間に旅行でき、幸いにして、被害も無く終わったことに感謝している。
今日は、スマホの海外利用と、スマホのSIMカードについて書いてみる。
◆スマホは個人海外旅行者にとって必須アイテムです。
インターネットで情報収集、ホテルなどへのメール連絡、facebookなどSNSへのアップロードなどなど。
それに加えて、ナビゲーションでスマホは威力を発揮します。
目的地までの経路を入れておけば、自分の現在位置を特定できるので、路線バスの中でも降車地点を見つける事が容易に出来ます。
◆スマホのSIMカードについて。
(SIMfreeスマホが対象です。キャリアのスマホであれば、SIMロック解除手続が必要です)
海外で利用するスマホのSIMを国内で購入するか、現地で購入するか、迷うところですが、私の体験から、現地(海外)購入がお勧めです。
2年前、スペイン・サンチャゴ巡礼路を歩いた時、日本から楽天海外データ専用SIMを購入して持参したが、スピードが3G回線しかなく、使ってみると遅くてBlog更新が出来なかった経緯がある。
価格は、データ量0.5GBでも3,800円(税別)と非常に高かった。マイネオは更に楽天より高かった。(当時)
2年前に懲りて、今回は、現地(Spain)で購入した。
Voderfonを選んだのは、街を歩いた時、たまたま店があったから。それと、2年前、楽天SIMがダメだった時にもVoderfonを購入しており、なじみがあったから。
SIMカードは三つのコースから選べた。
安いのは、データ量1.5GBで10€
2GBと3.5GBで5€しか違わないので、3.5GBにした。
SMS対応で、電話(音声通話)が60分付いている。
それでも、20€(約2,700円)だった。
スピードは当然4G回線対応。
こうして、日本で購入するのと、現地購入を比較すると、比べ物にならないくらい現地購入が安い。
従って、少しだけ時間に余裕があれば、現地購入をお勧めします。
スペイン最終日。
バルセロナ11:05発のフライトで日本へ戻る。
バルセロナ空港まで地下鉄を利用するが、重いスーツケースを持っての移動は、遠回りになるが、乗換が容易なルートを選ぶ。そのため、約1時間かかり、料金も市内料金の2倍近い4.6€。
バルセロナ空港は国際空港だけあって結構広い。
我々の航空会社(KLM)は自動チェックインだった。
パスポートを読み取り機にかけるだけで、後はYes、Noを選択するだけの簡単操作。
(既に座席やマイレージを登録済だったから、簡単だったのかも知れないが・・・)
機械から、大阪までのボーディングパスと荷物のタグが出てきて完了。
だが、出発ゲートが決まってなかった。
ボーディングパスの受け取り時、出発空港のゲートは通常決まっているがここは違った。
TVモニターには出発ゾーンだけ出ており、
出発約1時間前に出発ゲートが決まり、表示する。
上の写真で、11:05発アムステルダム行きは”B36”ゲートだが、11:15発リスボン行きは”B”だけ表示で、ゲート番号は未だ決まってない。
またしても、出発が遅れた。
11:20ようやく出発。
しかし、アムステルダム空港には定刻に着いた。
ホッとするも、乗り継ぎ時間は1時間5分。
この空港で出国審査を受ける。混んでいたら大変!
大急ぎで、”F”ゾーンへ。
案の定、パスポートコントロールは長蛇の列。
イライラしながら、前を通った係員に早くして欲しいと、大阪までのボーディングパスを見せると、列の先頭に導いてくれた。感謝!
大阪(関空)行きは”F3”ゲート。
これに乗ってしまえば一安心。
定刻に出発し、7月5日8:55関空着。
今回の旅行では日本人を示すために日の丸を付けて行った。
下手な英語を喋れば、先方は日本人だと分かるらしいが、会話しない限り分からない。
それに、欧米人は東アジア人の区別がつかない。
ザック
↑ 後ろ側
↑ 前 側
帽子
このお陰かどうか定かでないが、嫌な思いをする事は無かった。
それと、サッカーワールドカップでコロンビア戦に勝った時は、多くに人達から祝福された。彼らは、同じスペイン語圏のコロンビアを応援していたが・・・
◇謝辞
スペイン ぶらぶら旅はこれで終了です。
拙いBlogを見てくれた皆さん、ありがとうございました。
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今日はバルセロナをぶらぶらする。
市内の観光スポットを回る予定。
先ず、グエル公園へ地下鉄で向かう。
グエル公園にはガウディの代表作があるため観光客が多いのか、駅にはグエル公園への案内板があった。
周辺の地形から、急登を覚悟したが、観光客のためにエスカレーターが設置されていた。
ラッキー!!!
喜んだのも束の間。エスカレーター上から急登が有り。
更に、上のエレベーターは点検中で運休!
やっと、公園に辿り着く。
ガウディ作品は眼下。
時間が無いので、上から観賞。
地下鉄で戻り、”カサ・ミラ”へ。
これも、ガウディの代表作。
グラシア通りを南下する。
直ぐに”カサ・パトリョ”に着く。
これもガウディ作品。
この通りには高級店が多い。
その反面、下の様な光景もある。
”お恵みを”と書いた紙を置いて寝ている。
3匹のシェパードも飼い主に忠実なのか、若しくは、悟り切っているのか、飼い主同様に爆睡中。
ガウディ作品が光なら、これはスペインの影の部分。
あえて、これまで写真を撮らなかったが、スペインで物乞いは非常に多く、日常の光景だった。
木陰は涼しいが、太陽の下を歩いていると暑い。
何処かで休みたいと思っていた矢先、日本の平〇さんから「”エル・コルテ・イングレス”で”オルチャタ”飲んだら」と グッドタイミングのアドバイス。
早速、カタルーニャ広場のエル・コルテ・イングレス(デパート)に行く。
同デパート最上階(9階)の食堂。
お勧めのオルチャタ。
冷たくて、甘くて美味しい。
疲れがとれる感じ!
寿司があったので、思わず買った。
海外の寿司はイマイチ。
日本人経営のジャパレスであれば、それなりの品質だろうが、現地人が握る寿司は止めた方が無難。
食堂は9階(日本であれば10階)で眺めは抜群。
↑カタルーニャ広場
食後、カタルーニャ音楽堂へ。
これは、ドメニク・モンタネールの設計。
ガウディにしても、モンタネールにしてもゴチャゴチャした感じ。
お国柄か???
歩いてカテドラルへ。
内部は、他のカテドラル同様の作り。
カテドラル周辺のゴシック地区。
古い佇まいを残している。
新たな、バッタ屋。
コウモリ傘に商品(イヤリング)を付けている。
笠を畳めば、直ぐに移動できる。(飛んで行ける)
カテドラル向かいのピカソの壁画。
サンタ・カタリーニャ市場。
今日がスペイン ぶらぶら旅の最終日。
明日のフライトで発ち、明後日、日本に戻る。
土産品を求め、メルカドーナ(スーパーマーケット)とエル・コレス・イングレス(デパート)を物色。
買物は相方(えらいさん)に主導権を握られているので、以降省略。
明日のBlogへ続く