今朝もサン・モリッツは天気が悪い。
雲が低く垂れこめている。
しかし、何時もチェックする地元チャンネルの山頂TVカメラの映像は晴れていた。
雲の上に登れば晴れているのだ!
ところが、My Bossはトレッキングを休んで、ミュージアム等を回りたいと言い出した。
トレッキングばかりで、嫌気がさしてきたのだろう。
ツェルマットのトレッキングはマッターホルンを中心に、何れも迫力満点のルートだったが、サン・モリッツは中心となる山が無い。
景色の良いルートは有るものの、迫力に欠け、過去と比べると、どうしても見劣りがする。
従って、きついルートは歩きたく無いのだろう。
今日は一人歩きなので、ルート候補の中から一番きついルートを選んだ。
バスでサン・モリッツ駅に出て、列車で約30分のベルニナ・ディアヴォレッツァ(Bernina Diavoiezza)駅に移動する。
↑なぜか”日の丸”と”箱根”と書いた列車 |
◇スイスには列車にリクエスト・ストップがあった。
列車の中で時刻表を見ていたら、列車は時刻表の駅で停まらない。
おかしいなぁ と、思っていたら、次の駅も通過した。
そのうち、アナウンスで”リクエスト・ストップ”が聞こえた。
どうも、昇降客が居ない駅は泊まらないらしい。
路線バスと同様に、客は降りたい駅の手前で運転手に知らせ、列車を停めてもらうシステムらしい。
目的の駅で列車を停めるにはどうすれば良いのか!
分からない。列車は通過してしまうかも知れない!
少ない客の中から、これはと思う人を見つけ、列車の止め方(運転手に知らせ方)を訊いてみた。
結果は至って簡単だった。
通路ドアー横のボタンを押すだけだと教えてくれた。
↑目線の高さの黄色のボタン(Stop on Request)を押せば次の駅で停まる
スイスのローカル列車は路線バスと同じ方法で停まってくれて面白い。
(通常通り停車する駅とリクエスト・ストップ駅が混在していた)
従って、列車の運行は時刻表通りではない。数分のズレがあった。
どうにか、目的駅(Bernina Diavoiezza)で降りる事が出来た。
ロープウェイに乗り継ぎ、
ディアヴォレッツァ(Diavoiezza)2973m展望台に至る。
一様に、観光バスで来て、展望台に上がり、写真をパチパチ撮った後、ロープウェイで降り、次の観光地に去って行く。
360度の動画。
トレッキングは展望台を左に進む。
少し登ると分岐があり、そこを左へ。
ここから下りが始まるが、道が無い。
多分、残雪が融ければ有るのだろうが、今は分からなかった。
岩の斜面を下りたら、道しるべのペンキがあった。
ここからは、ルートがはっきりしていた。
残雪の上も歩く。
↑なぜか日の丸が↑
景色が素晴らしい。
尾根道ではないが、風が強くて寒い。
池の傍で昼食にした。
ここはくぼ地で風が当たらない。
ここまで誰にも会わなかったが、昼食中にご夫婦らしき一組が降りてこられ、次いで、ご夫婦らしき一組が登ってこられた。(日本人はゼロ)
従って、出会ったのは4人だけだった。
昼食後も下りは続く。
ベルニナ・ディアヴォレッツァ(Bernina Diavoiezza)駅2093mに戻った。
ここから列車でサン・モリッツ駅に戻っても良いが、線路に沿って少し歩くことにした。
ここからは平坦な道が続く。
余りにも平坦過ぎてつまらなくなった頃、前方に駅が見え、これ幸いと列車でサン・モリッツに戻った。
この駅(Bernina Suot)もリクエスト・ストップ駅。
乗客がプラットフォームに居たら列車は停まってくれる。
路線バスと同じ。
明日のBlogに続く
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