2017年1月31日火曜日

車両登録税


日本で車を所有したら、車検を受け、車の税金を納めなくてはならないが、NZでも同じだ。

ただ・・・その期間(間隔)が日本とは違う。

日本の自動車税に相当する車両登録税の更新通知が届いた。

3月2日に切れるらしい。

インターネットで更新手続きが出来るので早速済ませたが、日本と違う処を挙げると、期間が随時に設定できる。

つまり、1ヶ月~12ヶ月の間で選択できる。
車を使用しない期間(日本に長期間戻っているなど)が予め分かっていれば、その期間で区切り、再度使用する時に継続すれば良い。
なお、料金は長期ほど安い。

我が家も、半年は日本暮らしなので、その様な事も出来るが、バッテリー上がり防止の為に時々娘に車を動かしてもらう必要があり、一年単位で更新している。




2017年1月17日火曜日

カンタベリー地震 記念壁ができる


天気が良かったので、家から市中心部まで歩いてみた。

目的は、カンタベリー地震メモリアル・ウォールの工事進捗状況を確認することだった。
と・・・言っても、昔のように工事監理をしているわけではない。
オープンを約一ヶ月後に控え、順調に進んでいるか、野次馬としてやって来た。
約1時間で到着。散歩には丁度良い距離。
真夏とはいえ、日本の様な蒸暑さはない。ハグレパークの木陰路も清々しい。

現場に到着。工事は仕上げ段階。



正面に見える壁(塀の様な感じ)に犠牲者185名(日本人28名)の名前が刻まれる。

震災から6年目の、2月22日にセレモニーがあり、鎮魂の場として供用開始するので、完成後の姿を再度Blogにアップしたい。



北東のケンブリッジ・テラス(道路名)を越えたら”追憶の橋”がある。
”追憶の橋”のふもとにパンティングの船着き場があって、ここからも乗船できる。
川の上からメモリアル・ウォールを訪れても良い。




ニュージーランドは地震国です。
活断層もたくさんあります。


なお、今日で阪神淡路大震災から22年経ちました。

同震災を記念してHAT神戸内に”人と防災未来センター”があり、地震の恐ろしさを後世に伝え、どうすれば減災に繋がるかの展示が多数あります。
だんだん風化して、訪れる大学生でも大震災を知りません。

時間があれば訪れてください。





2017年1月14日土曜日

餅つき大会 ひよこ丼


今年も餅つき大会の日が来た。
毎年1月中旬の土曜日に、ひよこ丼の新年会を兼ねた餅つき大会が行われる。
Miakiがひよこ丼に在籍していた当時から餅つき大会に来ており、Miakiが就学し、ひよこ丼を卒園しても餅つきだけは毎年招待を受けている。
今回は、もち米の蒸あがりが遅くて、10時過ぎから始まった。


みんな興味津々。
搗きたくてウズウズしている。


ある程度搗きあがったら、子供に杵を渡して体験してもらう。


いつも、子供より親の方が一生懸命になる。
しばらく搗いて、記念の写真を撮ったら交代。

子供はハーフが多い。
あと十年もすれば、どの様に変わるか楽しみだ。

あと何年餅つきが出来るか分からないが、足腰が丈夫なうちは、招待を受け、毎年来るつもりだ。

今日は子供たちと触れ合えて楽しかった。






2017年1月9日月曜日

ウェリントンに住みたい で 思うこと


時々投稿するfacebookグループに、”ウェリントンに住みたいが、どう思うか”のスレッドが立った。
スレ主は、子供の小学校入学(数年後)に合わせて、ニュージーランドに親子留学したいらしい。
良くある話で、斡旋ブローカーの飯の種。
(スレ主が斡旋ブローカーを使うか否かは知りません。ボラれないよう願うのみ)

私の棲んでいる街で無いので放っておいたが、この類のスレッドには多くの人が反応する。
その多くは女性で、風が強いだの、湿気が多いだの、買物だのと、実生活に関する回答が多い。
そして、色々言った後で、”ウェリントンは良いところですよ”とか”私はウェリントンが好きです”で終わる。

この人たちは、そう思っているのだろう。
”住めば都”だから。
私も、”クライストチャーチはどうですか?”と問われたら”良いですよ”と答えるだろう。

しかし、続けて、注意点も伝えると思う。
注意点は、地震国だということ。
もう一つ、文化が日本と全く違うこと。つまり、ニュージーランドは日本の尺度で物事を計れないこと。ルーズで約束を守らなくても平気。咎めると謝らずに言い訳ばかりする。プロと称しても専門知識が乏しく、責任観念の欠落した人が多い。

希望に胸を膨らませている時にネガティブな事を言って水を差すのは気の毒だが、このまま放って置くより親切だろうと思って、上記2点を伝えた。
どれだけ理解したかは疑問だが、まぁ・・・親子留学は数年先なので、それまでに、おいおい勉強するだろう


ニュージーランドは自由な国です。
法規制でOKの地域であれば、どこにでも住めます。活断層の上でも、崖の傍でも構いません。
全て自己責任です。
でも・・・常にビクビクして暮らすのは嫌ですネ。



◇ウェリントンと地震について考えてみる。
ウェリントンは活断層の巣の上に在ります。

ニュージーランドはオーストリア・プレートと太平洋プレートの境界に有って、南島のカイコウラ付近から北(北島を含む)はオーストリア・プレートに、同南側は太平洋プレートに載っています。
従って、クライストチャーチ、ダニーデン、クイーンズタウンなどは太平洋プレート上です。

主な活断層は、南島のミルフォード・サウンド付近からサザンアルプス山脈の西裾を、同山脈に沿って北東に伸び、南島北部の街ブレナムから北島南部の首都ウエリントンに至っています。

昨年(2016)11月14日の地震はこの断層近くで起こった地震です。
(震源地:ハンマースプリングス東南約20km)
(地震の規模:M7.8 震源の深さ:15km)
ここは今も余震が続いています。
温泉地のハンマースプリングスやマルイアスプリングスもこの断層に沿った処です。

ウェリントンから先は、更に北東に伸び、ロトルアの東側に至ります。
出展:GNSホームページ

ニュージーランドは、首都を活断層の巣の上に何故持ってきたのか理解に苦しみます。
ウェリントンの街並み(地形)を見ただけで断層の街だと解ります。

それが解っているからか、ウェリントンの主要な建物は対策を講じています。
国会議事堂(ビーハイブ)や博物館(テ・パパ)は免震装置を入れて、建物への地震入力を軽減しています。
また、警察署は強度型の建物です。外壁四面に筋交いをデザインし、仮に横に倒したとしても潰れない様な丈夫さです。

従いまして、ここまでは良しとして、これ以外はどうでしょうか?
民間の建物がどれだけ耐震性能を有するか疑問です。
現に、11月14日の地震でウェリントンの民間建物に被害が出ました。震源から200km以上離れていても被害が出たので、直下型地震が来たらどうなるかは、素人目にも明らかです。
国会議事堂など主要な建物だけ震災で残ったとしても、他の民間施設が倒壊したら、都市機能はマヒします。

首都ウェリントンのベッドタウンとして、20kmほど北東にロワーハット、更に北東にアッパーハットがあります。
首都とベッドタウンのアクセスは、鉄道と国道2号線から1号線ですが、鉄道、国道ともウエリントン断層の上を走っています。
この断層が動いたら、アクセスが破壊され、首都は更に混乱します。

余談ですが、アッパーハットでは断層が地表に現れており、建築規制が行われています。つまり、断層部分を公園にして、立ち入りは出来るが、住むことが出来ないようにしてあります。断層は芝生で覆われていますが、フォールト・ラインの標識を建て断層だと示してあります。

断層の公園化は良いとしても、それ以外は非常に心もとないのが実情です。



耐震設計基準は日本に比べると非常に甘いと感じています。
クライストチャーチのCTVビルは捻じれ破壊により倒壊し、多くの犠牲者を出しましたが、それに学ぶ事なく、未だに偏心量の大きい建物を建てています。
(最近、CHCHの地域係数を0.22から0.30に引き上げたり、偏心量を少なくする新基準ができたらしいが・・・)

また、一般のニュージーランド人は耐震改修工事の重要性認識も薄いです。いや、認識しようとしません。
従って、民間建物の耐震改修工事などは皆無ではないでしょうか。

政府も、ニュージーランドは人口密度が低く、かつ、平家建て住宅が多い事から、大地震が起きても死者が少ないと予測して、50年や100年に一度起きるか起きない地震に対して厳しい規制を設けないものと思われます。







2017年1月5日木曜日

サミット・ウォークウェイとアカロア


今朝も晴れ。快晴だ。

昨日の分までサミット・ウォークウェイを歩こうと、懲りずにアカロア目指して出発した。

今日は、同ウェイの東端から西に向かって歩く予定だ。
ここには、樹齢2000年のジャイアント・トタラ(槙の大木)がある。
日本の縄文杉には敵わないが、クライストチャーチ近くにも、この様な大木がある。


起点はアカロアが見下ろせる峠で、ルートは駐車場から直ぐに牧場を横切る。



出発して約20分でジャイアント・トタラに着く。

更に登ると、展望台がある。
アカロア方面が一望できる。
残念ながら、天気はイマイチ。
昨日同様、アカロアに近づくに従って、天気が悪くなる。

雨具、防寒具の準備は出来ているものの、無理をする事も無いので、登山を中止した。
時間が余り、雨になっても構わないつもりでアカロアまで行くことにした。


アカロアはフランス人が入植した港街で、今でもその風情を残している。
綺麗な街なので、観光客も多い。



昼食場所を探していたら、戦争記念碑広場があり、食事を作るのに丁度良い場所を見つけた。



天気は回復し、晴れてきた。
なかなか上手く行かないものだ。

内部の四面の壁には、戦争の犠牲者(兵士)名が刻まれている。
第二次世界大戦

ボーア戦争にも参戦している。
ニュージーランドの歴史からして参戦も致し方なかったのだろう。

第一次世界大戦

ニュージーランドでは、何処にでも、この様な慰霊碑がある。


今日も、山登りで出かけてきたがダメだった。
どうも・・・ アカロア方面には嫌われたらしい。





2017年1月4日水曜日

リトル・リバーの面白い建物


クライストチャーチの今朝は晴だった。
年末にサミット・ウォークの西側を歩いたが、今日は中央部を歩こうと、国道75号線をアカロアに向かって出発した。

ところが、しばらく走ると雲行きが怪しくなってきた。
リトル・リバー(クライストチャーチから50kmほど先)手前で小雨が降り出したので、車を止めて休憩し、戻るか否かを判断した。

ここは小さな村だが、面白いところが幾つかある。

その一つ これは何?
サイロが幾つも並んでいるが、農場ではない。


農業用サイロに似せた建物は宿泊施設(サイロ・ステイ)です。
物珍しさか、レイル・トレイルに面しているからか、宿泊客は結構あるらしい。
宿泊料は$190で2~4名泊まれる。



外には、
古い駅舎が残っている。



クライストチャーチからここへ来るには、
50kmほど離れているので、常識的には車だが、自転車でレイル・トレイルをやって来て一泊しても良い。



今日は、ここから更に車で山を登って、Port Levy Saddleに車を置き、西側のハーバート山まで登る予定だったが、雨が激しくなってきたので、登山は中止した。

しかし、Port Levy Saddle駐車場を確認したかったので、雨の中登り始めた。
道路は途中から未舗装になり、道路幅も狭くて対向車とすれ違うことが出来ない。
霰交じりの大雨になってきたので、駐車場確認を諦めて戻った。
(キャンピングカーなど大型車の乗り入れは禁止されている)