朝陽で目が覚めた。
昨日まではぐずついた天気だったが、今日は快晴だ。
予てから計画していた、サミット・ウォークウェイを歩くことにした。
今日はその一部、パックホース・トラックをGebbies Passから、Packhorse Hutまで歩いてみた。
Summit Walkwayはクライストチャーチ東南のバンクス半島を縦断するコースで、我が家から車で数十分で行ける。
Gebbies Pass駐車場に車を置き、11時に出発。
起床後に計画したので遅くなったが、こちら(NZ)は午後8時頃まで太陽が出ているので、今から出発しても心配ない。
案内板には小屋まで5.7km 所要2時間と書いてある。
リトルトン港を左手に見ながら歩く。
こちらでは牧場の中を歩くことが許されている。
出発から、ちょうど2時間でHutに到着。
見晴らしが良い。
この見晴らしを求めて、多くの人が登っていた。
Hutは無人小屋だが、8~9人が泊まることが出来る。
宿泊費は$15/大人
水は雨水を溜めてあり、煮沸すれば飲める。
お湯を沸かして遅い昼食を摂る。
ここは登山道の十字路に当たる。北(左)に下りるとリトルトン港側、南(右)に下りると太平洋側に至る。
トラックを東に真っすぐ進めば、Rod Donald Hutを経て東端のHilltop Tavernに至る。
一時間ほど東にMt.Bradley(855m)があるので、そこまで行くことも考えたが、ゆっくりコーヒーを飲んだりしたのでHutで2時半になってしまい、計画通り、駐車場に引き返した。
下りの所要時間は1時間45分だった。
カンタベリー地震、犠牲者の慰霊碑や墓がクライストチャーチ市にある事を皆さんご存知ですか?
市の北西部、エイボンヘッド・パーク共同墓地の一角にあります。
我が家からは車で約5分の処です。
共同墓地に近づくと雨。
小止みになるのを待って、入り口近くの慰霊碑からお参りする。
この慰霊碑は富山外国語専門学校の学生など富山県関係犠牲者13名を追悼するために昨年建てられたもの。
近くには個人のお墓もある。
5名の方々の年齢は、27歳~39歳。
富山外国語専門学校の学生は10代後半だと思われるので、犠牲者は何れも若い人たち。
各自が人生設計を描き、その手段として英語を極めようとした矢先の事故だけに、故人の無念さを思えば余りあります。
庭のアジサイが咲いたらお参りしようと決めておりましたが、ちょうど月命日にお参りする事ができ、早いもので、今日で5年10ヶ月経ちました。
ただただ、墓前で手を合わせるのみでした。
地震直後は多くのマスコミが取り上げ、連日報道されていましたが、直後の3月11日、東日本大震災が起きると、注目はそちらに移り、報道等も極端に減り、忘れ去られた感があります。
カンタベリー地震の犠牲者は185名です。
犠牲者数の国別内訳はNZ人に次ぎ、日本人は二番目で28名でした。
NZ(クライストチャーチ)では、月毎の水道代の支払いが無い。当然、下水の支払いも無い。
日本であれば、2ヶ月に一回、水道使用量に基づき、従量制の上水、下水道料金が請求され、我が家(神戸)では自動的に銀行から引き落とされる。
(長期間留守にしていても、料金が発生している。留守中も庭に灌水するので水道料金は発生するが、下水は一切使用して無い。
にも拘らず料金を払い続けている。納得がいかないが、ヅーッと泣き寝入りしている。)
では、NZの水道料金はタダかと言えば、そうでは無い。
実は、上水、敷地排水、下水、ゴミ処理、などは、固定資産税に含まれている。
従って、それらは不動産所有者が支払っている。
固定資産税が高いはずやぁ~
ただ・・・従量制でないので、水道は始末する事無く、使い放題の家庭が多い。
夏場、芝生などへの灌水で、水道を出しっぱなしにして出かけ、道路に水が溢れているケースを多々見かける。
(節水の呼びかけは有るが・・・)
当然ながら、水道メーターは設置されてない。
前面道路にBOXが埋まっているが、水道管の止水バルブだけだ。
検針員も居ない。
なお、上下水道代などは不動産評価額によって決まるが、ゴミ処理代は一律になっている。つまり、我々の様に夫婦だけの家庭も、ゴミを多量に排出すると思われる大家族も一律料金だ。
また、借家暮らしの人達は、これの支払が発生しない。
(全て家賃に含まれている)
シティカウンシル(市役所)から封書が届いた。
開けてみると、不動産評価額の変更通知だった。
今までは、$590,000だったが、$650,000になるらしい。
約10%上昇した。
高い固定資産税を四半期ごとに支払っているが、来年の7月から更に高くなる。
日本はバブル崩壊後不動産価格がムチャクチャに値下がりし、それに伴って、固定資産税も下がった(不動産価格の値下がりと同率では無かった・・・)が、NZの不動産価格は値上がりを続けており、固定資産税は上昇している。
不動産価格上昇の要因としては、お隣の国の人達によるバカ買いが挙げられるが、やはり移民の流入に伴う人口増加だろう。
人口増→住宅不足→価格上昇→不動産投資に未だ安心感があると思われる。
人口減少の日本と正反対だ。
まあ、そんな訳で来年から固定資産税が上がる。